海外赴任して海外経験があるとは言うには、現地に深く関わること。

海外生活雑記

30代後半から海外赴任と日本勤務が半々な生活をしてるイゴールです。海外赴任は経験ない人にとって、「あごがれ」と感じる人もいれば「なるべくなら避けたい」と感じる人もいるでしょう。もちろん人それぞれの生き方でいいと思います。私の場合は、海外生活をする前と後ではかなり人生感はかわりました。それに引きずられるように私の家族の人生も大きくかじ取りを変えてしまいました。それはいい方なのか悪いほうなのか これも人それぞれでしょうが、私達家族にとっては、考え方が広がったこと、視野が広がったこと、多文化を受け入れる幅が広がったことなど前向きにとらえてます。これは海外経験の深さが結構深かったことが起因していると自己分析してます。海外生活と一口でいっても人生観を変えるかどうかまでは、幅があります。それは何に起因しているのかを分析してみました。

 

海外生活するだけでも大変だと思うけど、生活の深さもあるのだね。

海外赴任で「海外経験あります」って自慢する人に限って現地に溶け込んでいない人が多い。

海外で生活してました!と自慢げに言う人ほど実はあまり現地に溶け込んでいない人が多いというのが私の経験値です。もちろん人それぞれなのでこの経験値は、母数が増えるごとに修正が必要です。しかし日本の生活を極力維持する人は、なかなか現地の生活に溶け込んでいないことが多く、現地の人の文化や生活の目線とは遠くかけ離れていることが多いです。そして会社の自分のまわりの人との少ない接点だけでその国はこういうもんだ、この国の人の考えはこういうもんだと考えがちです。そんなに簡単にその国のことがわかるものではありません。せっかく海外で暮らすチャンスを得たのであれば、そのチャンスを有効に使って人生感を変えるほどその国の文化を理解するのが、自分の成長のためにとても重要なことだと私は考えます。

海外赴任で海外生活しても新型コロナウイルスで現地の人の生活に溶け込めない日々が続く。

ところが2020年にはじまった武漢を発症とする新型コロナウイルスは、人と人との交流を1年以上にも渡って制限するものでした。ゆっくり喫茶店に籠っていつもの席にすわり、「変わった外国人」としてなじみにお店を作ることも残念ながらできません。スペインの時は、ロックダウン解除の時にボランティアで日本語を教えてましたが、仕事以外での知り合いは彼一人でした。美容院やピザ屋の人とは顔見知りにはなりましたが、挨拶をかわるところまででした。その美容院ももう4か月閉鎖されたままです。ロックダウンが解除されたらもう少し積極的に現地の人と触れ合う場を見つけたいと思います。

海外赴任で海外生活しても現地の言語を使うことがない。ドイツやオランダは英語で事足りてしまうのが問題です。

赴任したところで英語が通じるか通じないかも大きなポイントになります。日本は残念ながら英語が通じない国ですが、同じように通じない国はいくつもあります。海外のホテルに泊まると、「ああ、英語が通じた。この国は英語が通じるんだな。」と大間違いをすることが多いです。それは単に英語が話せる人を雇っているだけです。ホテルではなくマクドナルドのようなファーストフード店で英語が通じるかが一つのバロメーターになります。オランダやフィンランド、そしてドイツは、ほぼ全員英語が話せて会話に全く問題ありません。店員はだれでも英語で対応できます。これが他の国だと、英語を話せる人に変わってもらったりするか、こちらが一生懸命現地の言葉でがんばるしかありません。しかしこの現地の言葉で頑張ることこそ、この国の文化や考えを知る大きな一歩になります。ドイツで英語だけで会話をしていても表面的な話しかお互いしていないように思えるのはそういう点です。

海外赴任で海外生活を充実させるには現地の生活にどれだけ深く入り込むか。その段階があります。

現地の言葉を使うというためにはもちろん現地の言葉を学ばなければいけません。ドイツのように英語が通じる国だと、表面上生活に困らないのでドイツ語を学ぼうとする人は少数派となってしまいます。しかし現地の言葉を学ぶということは、海外生活を通してその国の文化や考えを学ぶということに他なりません。私は海外生活に深く溶け込んで行くためには、いくつかのステップがあると考えました。それを整理したのが下記の表になります。

  1. 語学を勉強する。(お金も時間もかかるし、英語が通じるとハードルが高い)
  2. 現地のテレビを見る。(日本のYOUTUBEで十分と思ってしまう)
  3. 自炊する。(外食ではスーパーの食材に目を向けることがなく生活感がわかない)
  4. 公共交通機関に乗る。(電車バスにのって初めて、現地の人の目線がわかる)
  5. 国歌を知っている。(現地の国をリスペクトして初めて現地の人の気持ちがわかる)
  6. 会社外の現地の知人がいる。(仕事関係なく本音を話しあえる友人が必要)
  7. 現地の学校を知る。(学校はその国の人格形成の基本)

海外赴任して海外生活しても、チャレンジングの精神がないとなかなか「1」のステップにも踏み込むことは難しいです。なくてもなんとか生活できてしまうのです。でも「ドイツ生活経験があります。」と胸張って言うには、「7」のレベルまでが必要かと思います。たとえば日本にいる外国人のYOUTUBERがたくさんいて彼らは日本についていろいろコメントをしています。しかしほとんど人が大学か社会人から日本に来ているので人間形成の場である「7」の日本の小学校から高校の部分が欠落していて、本当に日本のことをわかっているのかな?と思うことがあります。ラジオ体操や遠足や学校の掃除や高校野球を知らないで、日本の文化を理解できるのかなといつも思います。「7」の現地の学校はかなりハードルが高いですが、私はなんとか「6」の会社外の友人を作るところまで踏み込んで 赴任先の国の人の考え方や文化を理解したいと思っています。

海外経験で自分を成長させようと思うこと。そのためにはチャレンジすることが必要なのですね。

海外赴任をして海外生活を経験することは、深く入り込めば入り込むほど自分の財産になります。

海外赴任は経験者の立場で言うと、これほど面白く、自己研鑽の場はないと思います。さらに家族で暮らすとことで更に家族間で助け合い、家族間の絆も強まり、家族間で文化の違いを共有し、家族みんなで成長することができます。もちろん日本を離れられない事情も人それぞれなので、これが一番と言い切るわけにはいきません。しかしもし事情が許すならば、一度しかない人生を楽しく生きることは大事なことで、そのためには海外生活はよいチャンスだと思います。そしてただ海外で漠然と暮らすだけではなく、現地の人とふれあい、現地で手に入る食材で料理し、そして現地の人の目線で文化や考え方を理解することで、この上ない自己成長を得ることができてそれが自分や家族の財産になることになると思っています。



 

プロフィール
この記事を書いた人
イゴール

会社生活30年を過ぎたサラリーマン。2020年からヨーロッパ駐在中で現在の住居はドイツからスペインに引っ越し。人生の後半から日本とロシアを中心とした海外生活を半分半分。次のキャリアで何をしたいか、仕事を続けながら現在進行形で自分探しを模索中。その活動の悩みや取り組みをぶろぐに残す。

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