私は、定年が見えてきたサラリーマンです。(2020年現在)年金をあてにすると65才まで働けばいいなという図式が見えてきます。収入面では65才まで働くのがBESTかもしれません。そしてあとは趣味の世界。近所付き合いの世界。
でもちょっと待ってください。あなたの趣味ってなんですか。近所に知り合いは何人ですか。私は、ここでうーんとうなってしまいます。まあいいか。仕事で一緒だった仲間や高校大学の友達に時々会って飲めれば。あと空いた時間はツタヤの映画観賞?ジムで体力維持? なんかつまらない人生に思えてきました。だいたいいくらあれば楽しく暮らせるのでしょうか?何をすれば楽しく暮らせるのでしょうか?ちょっと立ち止まって考えてみました。
<2000万円あれば 楽しい生活なのか?>
最近年金をもらう年に「2000万円」の貯金が必要ということが広く知れわたりました。これは毎月、支出>年金の差額5.5万円なので、夫婦どちらかが30年間生きたとしての計算です。5.5万円という前提、30年間という前提があるのですが、どちらも変数です。また不測の出来事なども考慮されておりませんので、あくまで目安ということになります。ただしここで重要な前提は、「年金もらい始めたら、仕事はしない」というのがベースにあります。
<いくら貯金があっても 収入<支出 は精神衛生上悪い>
支出>年金は、実は貯金を崩せばよいとは言うが、実際直面すると、とても精神衛生上よろしくないのは誰でもわかります。貯金を切り崩すというのは、自分はあと何年しか生きられないと宣言するのと同じです。だから、現役のように汗くせ働かずとも何か好きな事で少しでも収入になることはないかと考え始めました。それを絵にしてみました。そうすると定年後に再雇用や再就職になってもそのあとから何か始めようとしても、新しいことをするには、もう気力も技量も落ちているというのがわかってきました。50代の今から何をしたいのか何ができるのかを考えなければいけないようです。
<けちけちはいやだが、無駄なコストは削減しよう>
もちろん収入以外に支出の削減も必要です。もちろん無駄使いは、見直さないといけないです。携帯電話を格安シムにするなどは、その最たるものです。私はもう10年も前から家族一同格安シムです。家族で毎月2万円程度違います。ただ、本当はランチのあとにデザートにケーキとコーヒーを食べたいけど、がまんがまんのけちけち生活を一生続けていくと思うと、つまらない老後になることはあきらかです。無駄使いをやめるのと、懐に余裕を持つことは、両立しないと楽しい老後にはならないような気がするのです。
<60才過ぎてもたくさんのことを吸収して好きなことをしながら成長する。>
サラリーマンとは、楽しくもありつらくもあるが一つのレールに乗っている。出張一つとっても上司の承認をもらい、コストを気にしながらの活動です。それを大学卒業してからずっとやってきました。自分で決めたことは、家族旅行くらい。それすら家族みんなの意見を聞きながら決めてきました。長い人生一つくらい自分で決めて自分でコスト管理する仕事してみたくないですかね。そして好きなことを長―く続けて楽しめて少し稼げたら楽しいかなと思い始めました。
<好きなことをマイペースで暮らす。その一つに仕事がある>
よく考えれば、日曜に笑点を見たりサザエさんを見たりするととても憂鬱になりましたが、総じて仕事は嫌いじゃないです。ただ自分がやっていた仕事よりもっと楽しい仕事があったら、細く長く続けられるたら 楽しいかな。収入=支出に近づけて、貯金はたまの海外旅行に使うくらいなら楽しく暮らせるかな そんな絵を描き始めました。