スペイン駐在中のイゴールです。
2021年コロナ禍も2年目を迎え、私は一時帰国や他国への移動もままならない中夏休みを迎え、ここはスペイン国内を一人旅をしようと決心しました。
スペイン国内はAVEと呼ばれる新幹線が国内に網羅されているので、本来ならば鉄道もしくはリーズナブルなバスでの移動をしたいところです。長距離の運転は眠くなるリスクもありますし。しかし、コロナの感染防止にはやはり車での移動がベストかと思い、海外駐在員で会社から車を貸与されていることから一人ドライブをすることにしました。飛行機やバス、鉄道と価格も比較してみましたが、あまり違いはないのでドライブを選んだのもその理由のひとつでした。
車でスペイン一周できるなんて夢みたいです。
スペイン1周ドライブ旅行体験記。ドライブ旅行のメリットとは。
価格以外にドライブでの旅行のメリットとデメリットを整理してみました。
- 時間や行先の急遽変更などの自由度が高い。
- 人との接触が少なくコロナのリスクが少ない。
- 車でしか行けないところに行ける。
- 運転を楽しむことができる。
- 安全運転を心掛けないといけない。
- 渋滞にはまると時間が読めない。
- 駐車料金がかかる。
- お酒が飲めない。
本来鉄道での移動が一番好きで、あわせて旅行中にお酒を飲むのが好きなのですが、今回はコロナのリスク回避の優先順位を上げて車での移動にしました。結果として、
「車でないと行けないところに行けた。」
という項目が、予想外に大きく楽しいスペイン1周の旅行となりました。
スペイン1周ドライブ旅行体験記。費用を見積もってみる。
まずは、今住んでいるバルセロナから行ってみたいところをリストアップしました。
- アンダルシア(グラナダかコルドバかセビリアかマラガ)3泊
- トレド(中世の街)1泊
- サンセバスチャン(美食の街)3泊
アンダルシアは、やはり「アルハンブラ宮殿」を見てみたいという思いからグラナダを選び、セビリアには日帰りで行こうという計画にしました。
サンセバスチャンは、美食を堪能するには3泊は必要と思い、トレドはグラナダからサンセバスチャンへの途中の経由地として、昔NHK特集番組で見たトレドを訪問したいと前から思っていて計画を立てました。
7泊8日ホテルは事前に予約をしました。
この夏の時期のアンダルシア(スペインの南部)は日中40度近くまで気温があがり、あまり旅行者には人気がありません。反対に北のバスク地方は30度を切る日が多く、多くの観光客が押し寄せます。
よって、ホテル代はアンダルシア地方のグラナダが☆4つで1泊8000円(朝食駐車場込み)、トレドが☆3つで1泊7000円、サンセバスチャンが☆2つで1泊15000円(素泊まり)という☆の数と価格が全くリンクしていない状態でした。
費用を見積もると、走行距離は3000㎞程度でガソリン代が3万円、宿泊で8万円、高速代で1.2万円、駐車料金が1.2万円、食費や雑費が3.6万円で合計17万円という感じでした。
スペイン1周ドライブ旅行体験記。運転は休み休みに。
1週間で3000㎞で、しかも初日が900㎞近く走ることになります。900㎞というと東京から広島のちょっと先にあたります。最高時速は100㎞から120㎞なので日本の高速道路よりはスピードを出すことはできますが、やはり長時間の運転は疲れます。
何キロ走ったら休憩とか何時間走ったら休憩とかを特に決めずに、自分の体と相談しながら休むこととしました。そして実際には休んだ時はなるべく寝るようにしました。やはり寝るのが一番疲れが取れます。
スペイン1周ドライブ旅行体験記。到着したらおいしいビールを。
運転中はもちろんお酒は飲めないのですが、ホテルについたらビール(セルベッサ)かワイン(夏は冷えた白ワイン)を楽しみにして、運転中は我慢してました。おかげさまで、到着後のビールや白ワインは格別で、夜は運転の疲れもあってぐっすり眠れました。
旅行の醍醐味のひとつに、移動中にビールを飲む、昼間からビールを飲むがあります。車での移動の時はこれができません。しかし、その分到着した時のビールの味は格別です。
よく
「ゴルフはなんのためにするのか」
という質問に対して
「終わった後においしいビールを飲むため。」
という答えを言う人がいます。それと同じですね。
仕事の後のビールといっしょだね。
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