ロシア赴任から帰国した時に決めたことがありました。
本格的な日本語教師になるために日本語教師養成講座に通おう!
それは、海外で見よう見まねで外国人に教えてきたことをプロとして教えられるようになろうということから決めたことでした。途中海外赴任で2年間の休学を経て、毎週土曜日1年間通い続け無事に卒業し、2024年には第一回登録日本語教員試験にも合格できました。
また数年前、前の会社の先輩に会う機会がありました。
「確定拠出年金のDCプランナーという資格あるよ。受けて見たら。」
この2つの資格との出会いが、その後の私のリスキング人生の始まりとなりました。
50代60代からの学習
自動車運転免許証取得以外50代後半まで資格とは全く縁のない世界に暮らしていました。その私がこの3年間で10回近くの資格試験を受けています。大学入試以来の40年ぶりの試験会場に向かうなんともいえない緊張感、「はい、筆記用具をおいてください。置かない場合は不正行為とみなします。」というバイトだろうけど休日返上で働く試験監督の声、終わった時の安堵感、すべてが最近は心地よく感じるようになりました。
またDCプランナーなどは、CBT試験といって、特別なPCルームでの試験会場で試験を行います。まわりの人は、個人個人全く別の資格試験をうけて、開始時間などもばらばら。隣の小学生の子はおそらく漢検をうけているようでした。この試験は、終了ボタンをクリックするとその場で合格、不合格がPC画面に表示されます。不合格の時は何とも言えない気持ちになります。
人生を振り返って、知らずに損したことが多い。
ファイナンシャルプランナーは、DCプランナーを受けてから、やはり王道のファイナンシャルプランナーを勉強しないとだめだなと思い、3級からチャレンジし始めました。分野は、ライフプラン(主に年金)、金融(主に株式債券)、リスク(生保損保)、タックス、不動産、相続の6つです。これみんなお金に関係することでしかも個人のお金に関係することです。2025年現在AFPまで進み、CFPをめざしていますが、60才近くなるまで本当にお金のこと知らなかったなと思い知らされました。それなりに親の不動産や相続、自分でも株式運用などをしていたので、知っている方と思ってはいましたが、知らないことで苦労したことや損したことも多かったです。たとえば、退職した時の退職控除や一時金がいいのか年金がいいのかなどは、知らないでミスジャッジをしていました。
フィナンシャルプランナー3級を受けて思ったこと。
ファイナンシャルプランナー3級の試験を2年前に受けました。ホテルの宴会場を貸し切った試験場には、20代から60代までの老若男女が詰めかけています。どちらかというと若い女性が層としては一番多かったと思います。休憩時間には参考書を広げ、若い人にはなかなか縁のない不動産や相続などをこんなに勉強している人がいるんだ、自分は今まで何も勉強してこなかったと正直ショックでした。試験終了後に一般社会に出て試験とは無縁の人がたちが通りを歩いています。この時、私は継続してファイナンシャルプランナーをもう少し究めてみようと思ったのでした。
勉強する時間があることがうれしいゆる勉。
私は資格試験の勉強を始めてから、ほぼ毎日何かしらの勉強を時間を作ってはやってきました。今ではファイナンシャルプランナー1級認定者のサバンナ八木さんが、毎日少しでも続けることという発言が、私には励みになっています。SNSでは、子供を育てながら勉強している人、毎朝5時起きて勉強している人、会社をやめて背水の陣で勉強している人様々です。シニアにとっては、自分の体に相談しながらの勉強が、長く続ける秘訣だと私は思っています。あまりタスクという感じで自分を追い込まないように、勉強しない自分がちょっともったいなことをしたな、くらいに思うようにしています。そうすると自然に無理なくできているような気がします。