海外で生活する前にパソコンを日本で購入するのがベストです。

海外生活雑記

人生の後半から日本と海外を行ったり来たりしている50代のイゴールです。同じ会社の海外拠点に駐在するといっても、基本的に海外では現地仕様のパソコンを使うことになります。これが結構扱いが不便でやっかいです。もちろんWINDOWSの進化に伴い、設定すれば簡単に日本語を打てるようにはなってきました。だからといって、海外で生活する上で、「とりあえずタブレットとスマホがあればいいか。」とか「必要になったら海外でパソコン買えばいいや。」では必ずといっていいほどうまくいきません。それはなぜでしょうか。やはりパソコンは資料作り等には有能であり日本語で文章を作る必要がある限り、日本語仕様のパソコンのKEYBOARD配列が使いやすいからです。数年前にロシアに赴任した時にタブレットがあればなんとかなるだろうと思ってましたが、赴任後1か月で後悔し一時帰国の時に真っ先に購入しました。

パソコンの KEYBOARDの配列は、言語によってばらばら。

日本語仕様のパソコンのKEYBOARDは、英文字と仮名文字の2つが書かれています。多くのひとが英文字変換方式を採用しています。かな文字入力はタイピングする数は少ない反面、打刻するKEYの範囲は広く、ブラインドタッチには向きません。また英語の文章を打つ必要があるビジネスマンにとっては、仮名文字と英字文字の両方のKEYBOARD配列を覚えるのは非効率的であると言えます。

どこの国でパソコンを買っても最近のWINDOWSは日本語を選択することができ、日本語変換が可能になりました。また海外で購入したパソコンを使うとなると、KEYBOARDにかな文字の表記はなく、英字+スペースKEY ➡日本語変換の方式となります。

そこでこの海外仕様のKEYBOARD配列ですが、実は言語によってばらばらです。もちろん米国・英国のように英語を母国語とする国でのパソコンの英字配列は日本と同じですが、それ以外の言語は若干異なります。それは英語と同じ文字記号を多く使うか特殊文字が多いかによって左右されます。どの言語も特殊文字は、KEY BOARD配列の端っこに置かれて影響が少ないようになってはいます。

スペイン語仕様のパソコンは、わかりやすい。特殊文字のみ端っこにある。

スペイン語の文字はほとんどが英語と一緒です。第2外国語の中で優しい部類に入る一つのセールスポイントになっています。特殊文字というと、スペインを表現する「エスパーニャ:España 」の「ñ」や疑問文の文字はじめにくる「¿Cuantos años tienes? (何才ですか)」の「¿」くらいです。これらの文字は、普段使わないところに配置されており入力への影響はほとんどないといえます。ただし、・<>¥!%()などの記号は、その国ごとに配列は異なるので、日本語入力ではうまく出力されません。よって覚えきれない人は、たくさん端っこのKEYをたたいて、お目当ての記号を探すことになります。

スペイン語仕様のKEYBOARDは特殊な文字が端に配置されているので使いやすい。

ロシア語仕様のパソコンは、日本語のかなのように2文字が掲載されている。「C」 だけが同じ位置にあります。

ロシア語の文字はキリル文字といって、

  1. アルファベットと同じ文字で同じ意味
  2. アルファベットと同じ文字で違う意味
  3. アルファベットを鏡写ししたみたいな文字
  4. 全く特殊な文字

の4つに分類されます。(私の個人的な分類です。)

②の代表は「H]と「P」で、「H」は、はひふへほ系ではなく、なにぬねの系(英語の「N」にあたる)で、同じように「P」はぱぴぷぺぽ系ではなく、らりるれろ系(英語の「R」にあたる)です。

③の文字はたくさんありますが、そのうちのひとつが「я」で、日本語の「や」が近いです。

④は「Ф」=日本語の「ふ」などたくさんあります。

日本語のかな文字とアルファベットの関係のように、全く別な文字と思えば対応でき、だいたいの下記の写真の配置のように2文字並列で記載されてます。この配列は、中心によく使う文字が集中しているのが特徴です。ロシア語は日本語のように子音+母音の組み合わせが多いので、中心に母音が多いです。英語でいうAIEOとPRNTがセンターを張っています。この中で「C」だけが英語用、ロシア語用ともに同じKEYBOARDの位置にあります。

Amazonより引用

ドイツ語仕様のパソコンは、なんと「Z」と「Y」の配列が異なる。でも英語の文章を打つときは、英語の配列で打つので、表示内容と違う文字を打つ。

ドイツで働いてみて、KEYBOARDの配列にびっくりしました。ドイツ語特有の文字と言うとウムライトのöくらいで、(ケルン;Köln)これらの文字は、下記写真のように右端に寄せてあります。ところが他のKEYBOARDを見ると、「Y」と「Z」が入れ替わっているのがわかります。ドイツ語が「Z」をよく使うからこうなっているようです。ロシア語のように2段で表現していないので、英語で打つときもドイツ語と同じように「Y]と「Z]は入れ替わったままかと思ったら、英文を打つときは英語の配列(Yが上、Zが左下)で打つそうです。要は、記載されている文字と違う文字を打つということになります。KEYBOARDを見ながら打つ人には、かなり煩雑です。

国によってKEYBOARD配列って違うんですね。ややこしいです。

やはり海外生活の時は日本語仕様のパソコンをもっていくに限ります。

海外赴任になるとだいたい海外仕様のパソコンを支給されます。英語圏以外、KEYBOARDの配列が日本とは異なるのでこれが結構仕事のストレスになります。個人用のパソコンくらいはこのストレスを下げておきたいところです。

日本で買ったパソコンを海外に持っていって何に使うかで、どんなスペックのパソコンを買うかが決まります。ただYOUTUBEを見るから始まり、鉄道や飛行機のチケットを予約して発券する、またはな何かパワーポイントやエクセルで資料を作るなど用途は広がっていくにしたがって、高度のスペックが必要になります。最近はZOOMやTEAMSなどで遠く離れた人達とカメラを繋いでコミュニケーションを取る機会も増えました。カメラと音声だけならスマホやタブレットでもなんとかなりますが、資料をシェアとなるとやはりパソコンが必要になります。私などはコロナ禍の中ZOOMセミナーに多数参加しました。こういう時もパソコンは力を発揮します。今こうしてブログを書くために最適なのは、軽くて小さくて、持ち運びができてそこそこの性能があるパソコンです。14インチ以下のサイズで軽くて持ち運べるノートパソコン、Core i5、SSD 256GB、メモリ8GBがおすすめです。MS officeが既にインストールされているのがすぐ使えて便利です。この機能がついて最近は10万円くらいで買えます。20年前に20万円近く払って、電話線繋いでフリーズしまくっていた時代が懐かしいです。

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感想(4件)

海外赴任が決まったら、まずはパソコンを買わないといけないということだな。 

プロフィール
この記事を書いた人
イゴール

会社生活30年を過ぎたサラリーマン。2020年からヨーロッパ駐在中でスペインードイツースペインと引っ越し2021年末帰国。人生の後半から日本とロシアを中心とした海外生活を半分半分。次のキャリアで何をしたいか、仕事を続けながら現在進行形で自分探しを模索中。その活動の悩みや取り組みをぶろぐに残す。

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